土曜日
前日の夜に、雨が降った影響で朝一番の路面状態はハーフウェットとなった。
レーシングライン上は乾きつつあったが、濡れている範囲の方がまだ広かった。
それでも、ウェットタイヤを履くほどのコンディションではなく、ドライタイヤで1枠目から走行を開始した。
朝一番で路温が低かったため、路面コンディションのわりにはグリップ力が強くてほぼ全快走行で30分間を走りきれた。
1か月前に行われたサマーフェスティバル以来の走行であったが、違和感なく走行を重ねることができた。
2枠目以降からは、日差しが出てきて路面はドライで走行をすることができた。
しかし、セッション中、赤旗掲示が数回起こり、タイヤの温度が上がるまえにピット待機になることが多かった。
3枠目では、マシンの挙動で改善したい点があったため、タイヤのエア圧を変更。
リアのトラクションが強くなることを期待したが、効果は得られなかった。
自分の走らせ方にも心当たりがあったため、エア圧は元に戻して走らせ方を少し意識して日曜日の予選と決勝に挑むことにした。
日曜日
・予選 1位
とにかく自分の走りをすることに集中した。
セッション中に赤旗が出てアタックラップを刻めずに予選が終了するということは避けたかったため、コースに出ていった瞬間からタイムを出しに行った。
ラスト3LAPで迎える、タイヤの1番おいしいところを使うことができポールポジションを獲得した。
開幕以来、5連続でポールポジションを獲得することができてうれしかった。
今回の予選の反省点としては、アタックラップに入る手前でシフトミスをしたこと。
ホームストレートの伸びで0.010秒ほど損をしただろう。
タイムにはそれほど影響していないと思うが、2コーナーで軽くテールスライドさせてしまったことも少し心残りだった。
・決勝 1位
今回もスタートだけに注意して、ダミーグリッドに着くまえに練習をしてからコースインをした。
スタートは良い蹴りだしだったと思うが、自分のスタート以上に、2番手につけていた81号車のほうが上回っており、危うく1コーナーでポジションを譲りそうになった。
なんとかポジションを守り、1LAP目をトップで通過してからは、後続と差をつけようと走った。
レースはそのまま逃げ切ることに成功し、ポールトゥウィンでフィニッシュ。
開幕以来、全戦全勝で2017年スーパーFJ岡山シリーズのチャンピオンを獲得することができた。
岡本大地